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附属高等法政教育研究センター

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 イベント詳細

シンポジウム・研究会の記録

2001.3.24 掲載

「環境政策と市民の役割」

今泉みね子●環境ジャーナリスト
小野有五●北大地球環境科学研究科教授
本田宏●北海学園大学講師
ほか

●主催:高等法政教育研究センター・地球環境科学研究科

報告

 3月24日、法学部8番教室において、公開シンポジウム「環境政策と市民の役割」を開催した。基調講演は、ドイツ在住のジャーナリスト、今泉みね子氏、パネルディスカッションには今泉氏のほか、小野有五(北大地球環境科学研究科教授)、畠山武道(本研究科教授)、本田宏(北海学園大学講師)の各氏が参加し、山口センター長がコーディネーターを務めた。

 今泉氏はドイツにおける自然エネルギー開発やごみ減量の政策が住民参加によってどのように展開したかを報告し、法制度の形成を待つのではなく、市民にできることを積み上げ、立法をリードすることの必要性を説いた。また、後半のパネルディスカッションでは環境政策の向上のための大学や研究者の役割、市民参加の具体的な進め方、環境教育のあり方などをめぐって活発な議論が行われた。さらに、ドイツ社会民主党・緑の党連立政権における環境政策の展開に関する最新の情報が紹介され、きわめて興味深かった。

また、会場からも多数の質問が寄せられ、参加者の関心の高さがうかがわれた。

 

感想

●何年か続けてきた反原発運動を「もうやめようか!」と考え始めているのですが、今日の今泉さんの話を伺って「まだ捨てるのは早いか?」と思ったところです。それにしても日本の環境問題はなんて遅れているのでしょうか。こんなに遅れている日本は、一体何を目標にして動こうとしているのでしょうか。 今、一番気になる問題は長崎県の「諫早湾」と長野県の「脱ダム」宣言ですが、これらを応援する手立ては何か無いの!と思います。(西区)

●何事も市民1人1人が考えて、上から何か始まるのを待っているだけじゃダメなこともあるんだなと思った。(豊平区)

●日本全体、世界全体で考えると自分の力があまり及ばないような気がしたけど、自分の身の回りから変えていけばいいのかと感じました。理系の学生として自分の力が及ぶ範囲から変えていくことが大事だなと思いました。(室蘭市)

●ドイツの環境事情、とても勉強になりました。(西区)

●この一年間私なりに勉強になりました。ありがとうございます。出来ればおよその一年間の月別計画表があればと思いますが。(上士幌町)

●日本とドイツを比較してなぜ日本は環境政策が進まないのか。その理由の一つに日本人は環境ビジネスに結び付ける気持ちが弱いからでは…。現実的になれない日本人がイメージに浮ぶ。また、リスクを嫌う日本人は抽象的な思考民族であるかも。

●環境問題には興味があり、今泉さんの著書も読んだことがあったので、直接お話しが聞けてよかった。又、北海道でもいろんな動きがあり様々な期待があるのだと改めて感じ、もっとこの動きが広げられたらいいなぁと思いました。(西区)

●小野先生の最初の言葉に賛同します。活発な市民運動と家庭環境の両立に悩む一人として事務局の皆様の努力には敬意を表しますが、私個人としてはできる限り平日夜の開催を希望します。 参加者の人数や顔ぶれ(年齢構成etc)を見る限り、やはり日本における環境の行く末に寂しさを禁じえない。菅さんや田中真紀子さんの時はあんなに来るのに…。(西区)

●いろいろ勉強になりました。私はただの主婦ですが、「地球村」というNGOに入っています。ここで環境を知るにつれ、何もしない主婦のままでのんびりしていていいのかという思いでいます。しかし何ができるのかまだ暗中模索なのですが…。とても勇気の出るシンポジウムでした。いろいろな団体がありますが、それぞれが個々に活動していて力が分散しているように思います。ネットワークして力をあわせていく事は可能でしょうか。まだまだ疑問が多いですが、少しずつ私なりにやってみようと思っています。(手稲区)

●とても素晴らしい内容で勉強になりました。明日からの活動に活かしたいと思います。企画・実行された高等研の皆様、ありがとうございました。(中央区)

●我が国におけるこれまでの「川上」からの発想を「川下」からの発想に変えていくことが様々な面で求められている。それらの代表的なものの一つに「環境問題」があるのだと感じました。そして、それらの動きを巻き起こす重要なツールがITなのでしょうね。(厚別区)

●高校生の時に委員会活動で「環境ホルモン」を特集した新聞を作った時に、環境問題に関する本や雑誌などを調べて、皆で意見を出し合うというようなことをやった事がありました。その時に読んだレイチェル・カーソンの『沈黙の春』の中に、昔は環境が人間を変える事が多かったが、20世紀という時代に人間が恐ろしい武器を手に入れて、人間が環境を変えてしまうようになってしまったという内容の事が書いてあり、21世紀は自然環境が人間に復讐をするような時代になるのかもしれないと感じて恐ろしく思っていました。今日のシンポジウムはそういう時代にどう人間は生きればよいかということを考える上でとても有意義でした。

●公開シンポジウムには何回か参加させてもらっています。さまざまなジャンルに関して勉強できるので楽しみにしています。今泉さんのお話しはとても元気をもらえるので大好きです。(南区)

●ドイツの市民から出発した環境保全に感心。日本では環境意識の高い人と全くない人の間にギャップがある。そのギャップを埋めなければならない。(帯広市)

●フィルムを見ながらの説明は大変わかりやすく具体的に把握できました。情報量が多いわりに時間が短かったのは残念。(京都市)

●21世紀は『開発』から『修復』の世紀へ。持続的な社会形成の世紀と思いました。
自分も近くにある森の自然保護にNPOとして心を砕きたいと思っているので非常に心強く、お話やスライドに感銘を受けて聞きました。例えば個人の勇気が大切と思う。聞き足りないところは本を求めて勉強したいと思っています。(東区)

●前にもお話を伺ったことのある今泉さんだが、また改めてドイツの現状を伺えて良かった。3月12日高木さん追悼の会から引き続きのシンポジウムだったが、やはり研究者、学者たちが市民の中に入ることが必要ではないか。大学こそが環境問題を考えるべき場ではないかと思う。(豊平区)

●このような形で一般の人々への公開シンポジウムを開催していただく事は大変有難く、今後とも継続して欲しいと思います。時代の要請のような感じがいたします。(南区)

●環境に関するシンポジウムに初めて参加しました。こうしたシンポジウムには、いろいろと意識の高い人が集まっていると思います。そうした人たちとのネットワークを築きたいと思うのですが。(豊平区)

●ドイツの進んだ環境政策を日本が見習わなければと思います。市民の意識改革が必要だと強く思いました。市民が市民科学者を雇っているということがすごいです。日本では市民の側に立てる科学者が少ないです。市民の組織化が必要と強く思いました。(江別市)

●小野有五先生の話はとても分かりやすく心に届きました。個人として「北海道だからこそできること」を考えていきたいと思います。(恵庭市)

●環境保護の第一歩、“市民団体”の会員になること。自分が活動できなくとも、せめて会費だけは払い続けます。ドイツのミミズと日本のミミズのコンポスト効率の違いはどの程度なのか一度試してみたいものです。

●外国(ドイツ)との対比の中で論点を深める内容となったのはよかった。

●いろいろな分野からの発言があって面白かった。生々しいお話もありびっくりしました。首相から開発計画まで密室で決められる“民主政治”を底から変えていかねばならない。市民が実力をつければ、政治、行政、大学も変わる。

●一人の力がいかに大切か、それに同調する人がいかに持続して変える必要があるか、大いに学ばせていただいた。地方分権で市民がいかに考え行動するか、行政とパートナーシップを築いて行けるかが問題になっている折、おおいに参考になった。これからもこうした具体論を展開してほしい。それにしても日本人が「我、関せず主義」に染まっている事に危機感を感じる。世界の中で日本人が一番ダメになったのではないか。(南区)

●今後、議論を進めていただきたいこと。原発のもつ危険性(科学的な本質論的検討)と運動の拡がりのための科学者の努力。具体的で総合的な課題が取り上げられ、有意義で大変勉強になりましたことに感謝申し上げます。もっと多くの市民に知らせてください。また、北大他の学生、大学院生にも参加を促して下さい。(北広島市)

●もう少し市民とか政治とか行政とか個別のセクターの問題点について掘り下げ、その在り方について議論を深められたらよかったような気がする。

●2月下旬にドイツ・デンマークへバイオガスプラント研修に行き、仕組みの完成度の高さに感心させられました。ドイツの歴史・国のあり方につき今回学習でき、バイオガスプラント建設に向け理路整然と追求することができると思います。はじまりは住宅地にての家畜糞尿の悪臭問題ですか。(河東郡鹿追町)