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附属高等法政教育研究センター

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 イベント詳細

シンポジウム・研究会の記録

2002.3.16 掲載

公開シンポジウム「アサノ知事の戦い-情報公開から地域民主主義へ」

浅野史郎●宮城県知事
宮脇淳●本研究科教授
山口二郎●高等研センター長

●主催:高等法政教育研究センター
●共催:(社)北海道雇用経済研究機構
●後援:日本政策投資銀行、日本経済研究所

報告

 前半の基調講演において、浅野氏はこれからの県政において、従来の「お任せ民主主義」から本物の民主主義の実践を図りたいというみずからの理念を展開した。そのための重要な道具となるのが、情報公開、NPO、そして地方分権である。
 地方分権は真の民主主義を実現するために不可欠の要素であるが、なかなか進まない。浅野氏はこれについて、次のように説明している。分権の困難さは国民が集権体制の弊害を実感として理解していないところに理由がある。たとえば、BSEの発生は農水省の責任であるが、日本では中央政府の官僚が土地改良のような地方でできる政策に金と口を出し、BSEのように国でしかできない問題に対する情報収集と政策づくりが十分できないという逆転現象がある。これらの問題の背後に集権体制、あるいは国と地方の役割分担のねじれが存在することを国民に訴える必要がある。
 後半の鼎談では、宮脇、山口両教授が政と官の関係、政策評価の取り組み方などについて多彩な議論を提起し、浅野氏も自らの経験を通して自治体民主主義の活性化について説得的な議論を展開した。公共事業に対する政治家の介入が大きな問題となった時期に、時宜を得た企画となった。

 

感想

●時間設定に余裕がありよかった。(公務員)

●堀知事との違いを感じた。はっきりと自らの考えを述べる点(自らの情報公開)、顔の見える知事像を見た気がしました。(会社員)

●この様な企画が北海道知事を中心に何故出来ないか?地元では話しづらいだろうか。道民を大切にする気持ちがあれば、地元で「道民に語ること」が重要なのではないか。声をかけても乗ってこないのであれば、そのことを公表することも大切なことでは!

●山口二郎さん、浅野さん、宮脇さん3名の方々のディスカッション、非常に勉強になりました。(東区 無職)

●非常に具体的な話でよかった。宮脇氏のもっと具体的な提言があればと思った。(無職)

●今まで家庭に閉じこもっておりましたのが、初めてシンポジウムに参加させていただき、少しずつ何かが自分の中で変わりつつあるのでは?と思うようになりました。(北広島市 主婦)

●情報公開やNPO、地方分権の仕組みが上手く機能する為にはどうしたらよいのかなどについて貴重なお話を聞くことができ、良かったと思います。北海道の未来を明るく展望するきっかけになったような気がします。(北広島市 大学生)

●もう一度、何の為に地方分権が必要でその為に何をすべきなのかを、有権者一人一人が自分自身のこととして考える必要があると感じました。(札幌市 学生)

●地方分権、道州制、選挙制度等、自治体改革と地域別の動静もあり分かり易かった。今後もこのようなシンポをどんどん回を増やして欲しいし、これからも開かれる毎、参加します。(札幌市 会社員)

●平和問題から発展に政治・経済に興味関心を持って参加させてもらい、地方分権の視点からもおおいに勉強になりました。(札幌市 主婦)