第63号(2022年5月)

◆巻頭論文

標識関係訴訟における《需要者アンケート》(1)―「混同のおそれ」に関する実証研究―

井上由里子・佐々木通孝・五所万実・吉岡(小林)徹  1

◆連続企画:創業年や来歴に関する表示と不正競争防止法・景表法の規律
      ―八ッ橋事件を題材に― その2                 

事業者の創業年に係る表示と景品表示法―不正競争防止法に係る八ッ橋事件を題材として―

小野田志穂        67

◆論説

日本、中国、ドイツ、EPO 及び米国における進歩性に関する
裁判例の統計分析及び若干の理論上の問題について (8)

時井  真        93

特許権の間接侵害の理論 (4)

橘  雄介  141

◆判例研究

医薬用途発明の進歩性につき発明の構成から当業者が予測しえない顕著な効果の有無の
吟味を要求して原判決を破棄した最高裁判決について (1) ―局所的眼科用処方物事件―

田村 善之        195

電子部品の取替えにより製造されたトナーカートリッジの再生品について
特許権の行使が権利濫用とされた事例―情報記憶装置事件―

張  唯瑜        217

「置き換え可能に構成した」フレーム構造に係る特許権の侵害と付随品等への
特許法102条 2 項の適用の可否(ベッド等におけるフレーム構造事件)

金子 敏哉        279

応用美術の著作物性―タコの滑り台事件―

山田  亮        323

活動報告

執筆者紹介と奥付