第21号(2008年12月)

連続企画:特許発明の本質的部分の保護の適否 その1

均等論における本質的部分の要件の意義(1) -等論は「真の発明」を救済する制度か?-

田村 善之     1

特許法における補正・訂正に関する裁判例の分析と提言(1) -新規事項追加禁止を中心に-

𠮷田 広志     31

論説

追及権をめぐる論争の再検討(1) ―論争の背景、EC 指令の効果と現代美術品市場

河島 伸子     89

米国著作権法フェアユース判決(1978-2005年)の実証的研究(1)

Barton BEEBE / 城所 岩生(訳)    117

米国法における有名人の歌真似(sound-alike)録音物の違法性に 関する一考察

安藤 和宏     171

特許権の侵害者に対する独占的通常実施権者の損害賠償請求権

金子 敏哉     203

共有特許権者による自己実施 ―ドイツの議論からの示唆―

金子 敏哉     239

判例研究

未承認国家の著作物とベルヌ条約上の保護義務 ―北朝鮮著作物事件―

横溝 大     263

商標の類否判断における取引実情の考慮と音楽 CD におけるアーティスト名表示の「商品等表示としての使用」該当性 ― ELLEGARDEN 事件―

小嶋 崇弘     279

活動報告

執筆者紹介と奥付