第61号(2021年10月)

◆連続企画:特許権侵害に対する損害賠償 その 4

特許法102条 3 項の損害算定における侵害プレミアム

中山 一郎 1

◆連続企画:著作権法の将来像 その11

フェア・ユースにおける市場の失敗理論と変容的利用の理論 (9・完)
―日本著作権法の制限規定に対する示唆―
村井 麻衣子  37

◆論説

香りと味の標章性・著作物性再考 (1)―欧州の判決例等を手がかりに―
駒田 泰土  49
パブリック・ドメイン保護要件としての新規性/進歩性の再構成
―内在的同一について特許を認めたロシュ v. アムジェン事件を端緒として―
𠮷田 広志  71
日本、中国、ドイツ、EPO 及び米国における進歩性に関する
裁判例の統計分析及び若干の理論上の問題について (6)
時井  真  111

◆判例研究

のれん分けの事業者に対する商標権の行使が権利濫用に該当すると認めた事例
朱  子音  141
ビジネス用アプリケーションにおけるカテゴリー名の選択、配列の編集著作物性
松井 佑樹  217
リツイートによる公衆送信権侵害の成否とその際のトリミングに起因する氏名表示権と
同一性保持権侵害の成否―リツイート事件知財高裁・最高裁判決の検討―
田村 善之  263

活動報告

執筆者紹介と奥付