知的財産法研究会(2025/10/01)
記 ●日時:2025年10月1日(水) 13:00(JST)~ Zoomにて実施 ●報告者:前田 健(東京大学大学院法学政治学研究科/教授) ●テーマ:存続期間が延長された特許権の効力が及ぶ範囲・存続期間延長登録における 「特許発明の実施をすることができなかった期間」の算定・独占的通常実施権者による損害賠償請求の可否(知財高判令和7 年5 月27 日・令和3 年(ネ)第10037号―レミッチ事件)」 ●参考文献: ・前田健 「先行する製造販売承認と存続期間延長登録要件」民商法雑誌152-2巻(2016年)160-182頁 ・前田健 「存続期間が延長された場合の特許権の効力」L&T77巻(2017年)70-79頁 ・清水紀子 「医薬品等の特許権存続期間延長登録出願における「特許発明の実施をすることができなかった期間」を算定するために参酌すべき試験 : 特許法第67条の7第1項第3号の解釈」知的財産法政策学研究55巻(2020年)117-203頁 ・金子敏哉 「特許権の侵害者に対する独占的通常実施権者の損害賠償請求権」知的財産法政策学研究21巻(2008年)203-238頁 ●報告者:張 鵬(中国社会科学院知的財産権センター 専任研究員;東京大学大学院法学政治学研究科 客員研究員) ●テーマ:「知的財産使用許諾権の性質および対第三者効力に関する研究」 ●参考文献 ・村井麻衣子「特許権者の独占的通常実施権者による差止請求の可否」『パテント』第65巻第9号(2012) ・伊藤栄寿「ライセンス契約と民法――民法におけるライセンス契約の位置づけと課題」『特許研究』第64号(2017) ・水津太郎「独占的ライセンスに基づく差止請求権と民法」『平成29年度文化庁委託事業 著作物等のライセンス契約に係る制度の在り方に関する調査研究 報告書』(一般財団法人ソフトウェア情報センター、2018年3月)112-122頁 ・李素華「特許ライセンス契約の本質から特許法関連規定の解釈と適用について」『政大法律レビュー』第144号(2016) ・張軼「中国における特許取引における絶対権類型の法定」『中国社会科学』2025年 第4号 |