シンポジウム 「〈法と心理学〉の現在」

〈法と心理学〉の現在

 20世紀の最後の四半世紀、アメリカを中心に興った「法と・・・」(Law & ・・・)という法学革新の動きの中で、〈法と心理学〉(Law& Psychology)は現代心理学の展開と共に進展しながらも、必ずしも大きく注目されたわけではありませんでした。しかし、特に認知心理や発達心理などの領域における現代心理学の飛躍的な発展と法実務の多様化・複雑化に伴って、今や<法と心理学>の動向は決して見逃せないものとなっています。そこで、今回の高等研センター・シンポジウムでは、日本有数の研究者達に参集していただいて、<法と心理学>の意義や可能性を再考する機会を持つことにしました。秩序や価値観を左右する人間の心理と法との関わりに関心のある皆様の自由なご参加を歓迎いたします。
 
日   時:2006年07月26日(水) 13:30~18:00
場   所: 北海道大学 人文・社会科学総合教育棟 W301会議室

◆ スピーカー
 木下麻奈子●同志社大学法学部教授
     「弁護士と依頼者の認知の差とコミュニケーション」
 菅原  郁夫●名古屋大学法学研究科教授
     「訴訟過程の心理学的評価と訴訟政策」
 仲  真紀子●北海道大学文学研究科教授
     「少年事件における少年の取調べについて」
 藤田  政博●政策研究大学院大学助教授
     「裁判員制度導入により生ずる『法と心理』学的諸問題と研究例」
◆ コメンテーター
 高見  進●北海道大学法学研究科教授
 白取祐司●北海道大学法学研究科教授
 尾崎一郎●北海道大学法学研究科教授
 松村良之●北海道大学法学研究科教授
◆ コーディネーター
 長谷川晃●高等法政教育研究センター長

●主催:北海道大学大学院法学研究科 附属高等法政教育研究センター
●お問合せ先
 北海道大学法学研究科附属高等法政教育研究センター
 電話 011-706-4005