公開セミナー:シリーズ「21世紀市民社会の可能性」 「市民社会と社会的金融 ―ヨーロッパと日本のNPO支援システム―」

市民社会と社会的金融
―ヨーロッパと日本のNPO支援システム―

 日本でもNPOや社会的企業の活躍が始まっていますが、資金は十分ではありません。他方で、自分たちのお金をほんとうに納得のいくかたちで役立てたい、よい活動をしているNPOに貸し付けたり、ミッションをもった企業に投資したいという人が増えています。そこで両者をつなぐ、新しい金融のシステムが模索され、連帯的金融とか社会的金融という言葉が注目されています。
 法学部の附属高等法政教育研究センター2008年度の連続企画「21世紀市民社会の可能性」の一回目として、今回はイタリアの「倫理銀行」などヨーロッパの社会的金融事情に詳しい重頭ユカリ氏、日本で実際にNPO事業サポートの経験を重ねておられる山口郁子氏(中央労働金庫)をお招きして、市民社会を成熟させる「意志あるお金」のまわしかたについて、多様な実例をとおしてお話をいただきます。

日    時:2008年07月18日(金) 14:45~17:45
場    所: 北大人文社会科学総合教育研究棟(W棟)2階 W202教室

◆ 講 演
  重頭ユカリ●農林中金総合研究所
    「ヨーロッパの社会的金融」
  山口郁子●中央労働金庫
    「日本の社会的金融」
◆ 討 論
  菅正広●北大公共政策大学院・財務省
    「マイクロファイナンスの視点」
  藤谷武史●北大法学研究科・准教授
    「NPO法の視点」
◆ 司 会
  宮本太郎●高等法政教育研究センター長

 

●共催:北海道大学大学院法学研究科附属高等法政教育研究センター
      北海道大学公共政策大学院・福祉労働政策事例研究
●お問合せ先
 北大法学研究科附属高等法政教育研究センター
 電話 011-706-4005