令和7年度 アドヴァンスト・セミナー「相続法を考える――日本相続法の展開と課題」(9/7開催、要事前申込)
北海道大学法科大学院は、地域の実務法曹・法務関係者や、本法科大学院修了者・在学生を対象に、幅広い法分野における最先端の実務に対応するための高度リカレント教育として、アドヴァンスト・セミナーを開講しています。令和7年度 は「相続法を考える――日本相続法の展開と課題」をテーマとして開催します。
平成30年改正相続法の施行から6年。配偶者居住権、遺留分侵害額請求権や特別寄与料請求権などの新制度が定着する一方で、運用上の課題もみえてきました。
本セミナーでは、長年にわたり親族法・相続法の研究を牽引し、平成30年改正にも法制審議会民法(相続関係)部会委員として関与された水野紀子氏をお招きし、現行相続法の解説に加え、日本相続法が抱える課題とその背景を分析していただきます。
相続実務に携わる弁護士・司法書士・行政書士や法務関係者の皆さまにとって、実務と理論をつなぐ貴重な機会です。ぜひご参加ください。
令和7年度 アドヴァンスト・セミナー
「相続法を考える――日本相続法の展開と課題」
- 対 象:弁護士・司法書士・行政書士などの実務法曹・法務関係者/本学法科大学院修了者・在学生
- 日 時:令和7年9月7日(日)11:00~16:05(昼休み12:10~13:30)
- 会 場:北海道大学 人文・社会科学総合教育研究棟 W203教室
- 受講料:無料
- 講 師:水野 紀子 氏(白鷗大学法学部教授、東北大学名誉教授)
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テーマ:「相続法を考える――日本相続法の展開と課題」
- 第1部(11:00~12:10) 「日本相続法の形成」
- 第2部(13:30~14:40) 「日本相続法の課題」
- 第3部(14:55~16:05) 「平成30年相続法改正」
※一部のみでもご受講いただけます。
★講師紹介★ 東京大学法学部卒業。東京大学法学部助手、名古屋大学法学部助教授・教授、東北大学法学部・大学院法学研究科教授を経て現在、白鷗大学法学部教授、東北大学名誉教授。法制審議会各種部会の幹事・委員として、親族・相続法に関する数々の改正に関与。編著書として、『家族への公的関与』、『相続法の立法的課題』等多数。
申込方法
9月3日(水)までに、こちらのフォームよりお申し込みください。
アドヴァンスト・セミナー開講趣旨
社会の変化が激しい現代においては、様々な法分野において新たな問題が生起し、また、従来からある法的問題についても、法改正、新判例などによる対応の変化、下級審判例の動向の変化、これらに伴う法実務の動向の変化など多様なテーマ、多様なレベルでの変化が絶え間なく生じています。
そこで、北海道大学法科大学院では、その時々のニーズに応じたテーマを選んでアドヴァンスト・セミナーを開講し、変動する社会的ニーズに即応し、最先端において活躍することのできる法曹、法務関係者を養成します。
〔主 催〕 北海道大学法科大学院/法学研究科附属高等法政教育研究センター
〔問合せ〕 ls_hisho@juris.hokudai.ac.jp ※@を半角に変えて送信してください。