シンポジウム 「女性に対する暴力」への法的取り組み―日本と台湾の比較―

「女性に対する暴力」への法的取り組み
―日本と台湾の比較―

  「女性に対する暴力」は、近年大きな社会問題として取り上げられ、女性の権利侵害行為であると同時に犯罪行為としても認識され、東アジア各国でもそれを防止するために各種の法律や政策的対応が行われつつあります。しかし、このような法的・政策的対応は、どこまで被害者女性の現実を変えることができているのでしょうか。本シンポジウムでは、日本と台湾の比較を念頭に、台湾国立政治大学法学院教授陳恵馨氏、NPO法人女のスペース・おん代表理事近藤恵子氏、そして神奈川大学法学部助教授井上匡子氏をゲストに迎えて、法制史・法実践・法思想という多角的観点から、東アジアにおける「女性に対する暴力」を防ぐための現行法制度の意義と限界を見極めたいと思います。

 
日   時:2006年10月27日(金) 14:00~17:30
場   所: 北海道大学スラブ研究センター大会議室 (423号室)

◆ スピーカー
 陳恵馨●台湾・国立政治大学法学院教授
  「ジェンダーの主流化と女性の安全保障 ―台湾の場合―」
 近藤恵子●NPO法人女のスペースおん代表理事
  「女性たちが変えたDV法」
 井上匡子●神奈川大学法学部助教授
  「女性に対する暴力防止と法/司法の役割-日台比較-」
◆ ディスカッサント
 李妍淑●北海道大学法学研究科博士課程1年
◆ 司会
 長谷川晃●高等法政教育研究センター長

●主催:北海道大学大学院法学研究科 附属高等法政教育研究センター
●共催:「体制転換と法」研究会・法理論研究会
●お問合せ先
 北海道大学法学研究科附属高等法政教育研究センター
 電話 011-706-3309