講演会 「志布志事件(鹿児島選挙違反 無罪事件)と刑事弁護 ―自白調書といかに闘ったか―」

この度、志布志事件の弁護にあたられ、今年2月に無罪判決を勝ち取られた野平康博弁護士をお招きし、講演会を開催します。鹿児島県警の、集落住民に対する自白強要などの違法でずさんな捜査は、マスコミでも大きく取り上げられ、改めて刑事弁護の重要性、取調べの可視化の必要性を認識させました。講演会では、野平弁護士に取調べの実態、事件の真相をお話しいただき、裁判員制度を控えた日本の刑事裁判に今なにが必要なのか、共に考えます。法科大学院生の皆さんはもちろん、公共政策大学院、研究科大学院、学部の皆さんのご来聴をお待ちしています。
 
日    時:2007年11月29日(木) 15:00~17:00
場    所: 北大文系共同講義棟(軍艦講堂) 5番教室

◆ 講師
野平康博 ●弁護士・鹿児島県弁護士会

講師略歴:平成7年司法試験合格。平成10年4月鹿児島県弁護士会登録。平成19年度鹿児島県弁護士会副会長。これまでの主な担当事件には、知覧中いじめ自殺事件、中国残留孤児訴訟、原爆症認定集団訴訟、全国トンネルじん肺訴訟、踏み字訴訟、第1次大崎再審請求事件、鹿屋防空壕陥没事件などがある。

◆ 司会
中山博之 ●北大法科大学院教授・弁護士

●主催: 北海道大学大学院法学研究科附属高等法政教育研究センター
     北海道大学法科大学院
●お問合せ先
 北大法学研究科附属高等法政教育研究センター
電話 011-706-4005