シンポジウム「台湾はなぜ、アジア初の同性婚を実現できたのか?」【会場変更→W203】

20171009ポスター ポスター(拡大)

  • 時間:13時30分~16時30分(開場13時)
  • 場所:北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟W202「W203」に変更になりました。(2017.10.06)
    (札幌市北区北10条西7丁目)

    ※駐車場はございませんので、徒歩あるいは各交通機関をご利用ください。案内図

  • 参加費:無料

今年5月24日、台湾司法の最高機関である大法官会議は、同性同士の婚姻を制限してきた現在の民法が違憲であると判断し、台湾は2年以内にアジア初の同性婚が実現することとなりました。同性婚が実現するまでに、台湾ではどのような動きがあったのか。台湾の市民団体で婚姻平等化運動を推進した、呂欣潔氏を札幌にお招きしてご講演いただきます。

    【講演】
  • 「婚姻平等化への道:台湾の経験から」
    講師:呂欣潔氏(台湾同志熱線研究員、元立法委員候補者)
  • 「婚姻平権プラットホームの活動について」
    講師:鄧筑媛氏(婚姻平権プラットホームロビー活動責任者)
  • 通訳:劉霊均氏(三重大学特任講師)
  • 【鼎談】呂欣潔氏、鄧筑媛氏、鈴木賢氏
    <講演者プロフィール>
  • 呂欣潔(ろ・きんけつ) 氏

     台湾婚姻平権プラットホーム呼びかけ人代表、有心カフェ共同創設者、台湾LGBTホットライン研究員、立法委員選挙落選。LGBT運動12年を経て、2015年の立法委員選挙に出馬。LGBTの政治分野での可視化を推進。SOGI平等教育、レズビアンの安全な性行為、同性間のDVなどのテーマにかかわる。目指すところは、台湾で愛する人と家族になり、次世代を養育し、一生を終えること。

  • 鄧筑媛(とう・ちくえん)氏

     2013年台湾大学法学研究科修士課程卒業後、尤美女立法院議員秘書となる。2016年台湾大学助手、同時に婚姻平等化運動にかかわる。2017年婚姻平等化法案の国会上程後、正式に婚姻平権プラットホームに参加、フルタイムで立法ロビー活動に従事。

  • 鈴木賢(すずき・けん)氏

     美唄市生まれ、北海道大学名誉教授、明治大学法学部教授(中国法、台湾法専攻)。1989年に同性愛者による当事者団体「札幌ミーティング」の立ち上げに加わり、以後、レインボーマーチ札幌を主催するなど、札幌でLGBTの権利獲得運動。2016年にはドメスティック・パートナー札幌呼びかけ人代表として、札幌パートナーシップ宣誓制度の導入を求める活動。論文「台湾における性的マイノリティ『制度化』の進展と展望」(比較法研究78号)、「アジアで一番乗り、台湾で同性婚実現へ」(法律時報89巻9号)、「法的権利を獲得してゆくLGBT――札幌、台湾での成功」(世界897号)など。


共 催:コミュニティセンター・にじいろほっかいどう、科学研究費萌芽研究「台湾・中国におけるLGBT権利保護法制整備への道」(鈴木賢研究代表)、北海道大学法学研究科附属高等法政教育研究センター

後 援:NPO法人北海道レインボー・リソースセンターL-Port

連絡先:コミュニティセンター・にじいろほっかいどう事務局 国見亮佑
nijiirohokkaido@gmail.com(@を半角に変えて送信してください) 080-5583-2642