シンポジウム 「どうする、地球温暖化~排出枠取引の最前線~」

どうする、地球温暖化~排出枠取引の最前線~

 このたび小学において、文部科学省グローバルCOEプログラム「多元分散型統御を目指す新世代法政策学」の一環として、「どうする、地球温暖化~排出枠取引の最前線~」と題する公開シンポジウムを実施いたします。本シンポジウムは、現代の環境問題として深刻化しつつある地球温暖化への対策として、昨今注目されている経済的手法、なかでも国内外で本格的な実施が実現または議論されている排出枠取引の現状と課題、将来展望などについて、実務の最近の動向も踏まえつつ、理論的および実務的な観点から議論し、掘り下げることを目的とするものです。
 本シンポジウムには、排出枠取引の制度についてご研究していらっしゃる早稲田大学の大塚直教授、龍谷大学の高村ゆかり教授、兵庫県立大学経済学部の新澤秀則教授、および、環境省の所管部局において最前線の実務を担当していらっしゃる河村玲央様等にご報告を賜ります。国内のすぐれた研究者と実務家の方々から興味深いお話を伺い、議論を深めることによって、排出枠取引制度の将来を展望することができるものと、大いに期待いたしております。
 また、開催場所となります札幌では、地球温暖化問題を法学など社会科学の視点から論じる本格的なシンポジウムが開催される機会は東京ほどは多くなく、地域におけるインパクトはかなり大きいものが予想され、研究者や学生といった大学関係者のみならず、地方自治体や地域の住民の方々にとっても、大きな意義があるものと存じております。

 

日    時:2009年02月07日(土) 10:30~18:00
(詳細についてはhttps://www.juris.hokudai.ac.jp/gcoe/をご参照ください。)
場    所: 札幌市北区北1条西13丁目 札幌市教育文化会館4F「講堂」
※入場無料 事前申込不要 当日は併せてパネル展を開催します。

タイムテーブル

10:30~12:00
   主催者ご挨拶
   報告:大塚直(早稲田大学大学院法務研究科教授)<40分>
   報告:高村ゆかり(龍谷大学法学部教授)<40分>
12:00~13:30
   昼休み
13:30~15:00
   報告:新澤秀則(兵庫県立大学経済学部教授)<40分>
   報告:河村玲央(環境省地球環境局市場メカニズム室室長補佐)<40分>
15:00~15:15
   休憩
15:15~18:00
   報告:山田健司(新日本製鐵株式会社本社環境部長)<40分>
   コメント:吉田文和(北海道大学公共政策大学院教授)<10分>
   コメント:原口忍(北海道環境生活部環境局次長)<10分>
   コメント:鈴木亨(NPO法人北海道グリーンファンド理事・事務局長)<10分>
   パネルディスカッション及び質疑応答

●主催: 北大GCOE プログラム「多元分散型統御を目指す新世代法政策学」
●共催: 北海道大学大学院法学研究科附属高等法政教育研究センター
●お問合せ先
 文部科学省グローバルCOEプログラム
 「多元分散型統御を目指す新世代法政策学」法政策学班事務局
 電話 011-706-3930