講演会 「フェミニズム法理論の現在」

フェミニズム法理論の現在

現代の法学を語るときには、フェミニズム法理論の動向を欠かすことはできません。フェミニズム法理論が、ジェンダーの観点を導入して新たな視座を開拓し、定着させ、そして今や個別の法律問題や法実践にも多大な影響を与えていることは誰もが見聞しつつあるところです。しかし、そのように重要なフェミニズム法理論について、北大法学研究科・法学部では残念ながら十分な授業が展開されているわけではありません。そこで、それを補うために、高等法政教育研究センターでは、日本における有数のフェミニストとして活躍され、立命館大学法学部および法科大学院でジェンダー法理論をも講じておられる岡野八代先生をお迎えして、学生の皆さんのために「フェミニズム法理論の現在」を話していただくことにしました。現在、フェミニズム法理論はいかなる発展をしており、またいかなるインパクトを与えつつあるのか、またその将来的な課題は何なのかなどの問題をめぐって、岡野先生のご意見をお聴きし、聴講者の皆さんとも質疑を行って、現代法学の多様な方向性について議論をする場を設けたいと思います。
 
日  時:2006年1月27日(金) 18:30から(20:00終了予定)
会  場: 人文・社会科学総合教育研究棟(W棟) 203講義室

◆ゲスト・スピーカー
 岡野八代(おかの・やよ)氏

立命館大学法学部助教授。早稲田大学およびトロント大学で現代政治理論を研究。主著『法の政治学』(青土社、2002年)。最近の論文に「ジェンダーの政治に賭けられているもの」(法律時報2006年1月号)がある。

◆司会
 長谷川晃●法学研究科附属高等法政教育研究センター長

●主催
 北海道大学大学院法学研究科附属高等法政教育研究センター
●お問合せ
 北海道大学大学院法学研究科附属高等法政教育研究センター
 電話 011-706-4005
 E-mail:jcenter@juris.hokudai.ac.jp