2.北海道大学の法科大学院について

Q. 2-1 北大法科大学院は、いつ開校したのですか。

A. 2004年4月に開校しました。

Q. 2-2 どこに設置されているのですか。

A. 法学研究科・法学部の敷地内です。JR札幌駅北口から徒歩7分の位置にあります。詳しくは 北大法科大学院へのアクセス をご覧下さい。

Q. 2-3 定員は何名ですか。

A. 1学年50名です。

Q. 2-4 修学年限は何年ですか。

A. 原則として3年ですが、法学の基礎的知識を有する人には2年課程も用意されています。

Q. 2-5 法科大学院が設置された後には、従来の大学院はどうなったのでしょうか。

A. ①従来の大学院修士課程は「研究大学院」(正式名称は「法学政治学専攻」)に改組し、法科大学院(正式名称は「法律実務専攻」)と併存させています。法学研究科ウェブサイト をご覧下さい。
②2005年4月には「公共政策大学院」も開校しました。

Q. 2-5-1 私は現在他の大学の3回生で、刑法の研究者になりたいと思っています。法科大学院ができた場合、北大では研究者養成を主たる目的とする従来の大学院は存続するとのことですが、これは実定法についても同じでしょうか。

A. 北大の場合、実定法も含め、研究者養成を主たる目的とする従来の大学院は存続します。他方で、特に実定法の場合、法科大学院を出てから研究者になることも十分考えられますし、それが可能な制度になっています(Q 2-5及び5-1参照)。一方のルートを閉ざすのではなく、両者を競争させる方が適切である、というのが本学のスタンスです。

Q. 2-6 スタッフ紹介の中には弁護士の方も含まれていますが、どのような形で採用されているのでしょうか。たとえば大学側からのアプローチによるもの、または一般公募の中からの採用でしょうか。

A. 北大法学研究科では、法科大学院設置の数年前から札幌弁護士会との間で協議を積み重ねてきました。弁護士の実務家教員については、そのようにして築かれた緊密な協力態勢に基づいて、札幌弁護士会に推薦を依頼しています。すぐれた実務家教員(弁護士)を長期的・継続的に確保するには、弁護士会の協力を得ることが必要と考えたからです。札幌弁護士会は、法科大学院教員としてふさわしいと考える候補者を、厳正な手続を経て選考してくださっています。北大法学研究科は、これらの候補者について教員採用のための審査を行い、その結果、いずれの方も北大法科大学院の実務家教員として適格と判断し、任用しています。