ロゴに込めた想い

 北大キャンパスの楡(にれ・エルム)の木は、豊かな土壌からたっぷりと養分を吸い上げてぐんぐんと伸び、たくましい幹から若葉を繁茂させています。北大法学部のロゴマークは、このような「楡の巨木」をモチーフにしています。

 法学・政治学は、自由かつ平等な社会の実現を目指す営みです。さまざまな方向に茂る若葉は自由を、左右対称のデザインは平等を表現しています。このデザインには、北大法学部という空間において自由に学び、思い思いに世界を広げ、成長を遂げるという学生と教職員の決意もこめられています。

 中心におかれた書物は、古代以来先人たちが作り上げてきた人智の泉である法学・政治学を象徴するものであり、左右に色の異なる枝葉が広がっていることで、これらの学問が北大法学部の両翼をなすことを表しています。

 このロゴマークは、1963年に制定された学部章を60年ぶりにリニューアルしたものです。先人たちが築き上げた伝統を引き継ぎつつ、時代の変化に応じて進化し続ける北大法学部の精神を体現しています。