模擬仲裁日本大会(英語の部)で優勝・最優秀弁論者賞受賞

2021年2月21日に開催された第14回模擬仲裁日本大会の英語の部に、本学法学部の学生が出場し、優勝しました。また、最優秀弁論者賞を熊澤朋宏さんが受賞しました。

この大会は、世界中から参加大学が集まるウィレム・C・ヴィス模擬国際商事仲裁大会(Willem C. Vis International Commercial Arbitration Moot)のプレ大会として国際商取引学会が毎年主催しているもので、今年は国内大学9チームが参加しました。今年はCOVID-19パンデミックの影響で、日本大会も国際大会も、どちらもオンライン開催となりました。

大会は架空の国際取引にかかわる紛争を国際商事仲裁によって解決するという設定でおこなわれ、参加大学は、英語による準備書面の作成と口頭弁論を、申立人・被申立人の両方の立場から行い、ウィーン売買条約(CISG)やUNCITRALモデル仲裁法などの国際的な統一私法に基づく主張を展開します。

今年は、COVID-19ワクチンの研究開発契約をめぐる契約責任や、仲裁手続における審尋をオンラインで行うことの可否など、きわめてタイムリーな問題が論点となりました。

本学からは、法学部専門科目演習Ⅰ・Ⅱ(通称ムートゼミ)(担当教員:曽野裕夫教授)の一環として、伴野有里さん、新山陽花さん、尾畑好隆さん、熊澤朋宏さんの4名が、日本大会と国際大会の両方に出場しました。

国際大会は香港とウィーンで別個に開催されますが、本学は香港大会に参加しました(3月14日~21日)。残念ながら予選突破はなりませんでしたが、上記4名も大いに健闘し、また海外の大学ともオンラインではありましたが交流を深めました。

 

国際商取引学会ウェブサイト(第14回模擬仲裁日本大会の結果):

http://aibt.jp/?p=2737

Willem C. Vis (East) International Commercial Arbitration Mootウェブサイト:

https://www.cisgmoot.org/